今回紹介するのは以下
・プロトコルとIPアドレスについて
・DNSと正引き/逆引き
・ネットワーク関係のコマンド
■プロトコルとIPアドレスについて
・階層とプロトコル(対応ソフトウェア)
→アプリケーション層:HTTP、SMTP、FTP、SSH、DHCP(アプリケーション)
→トランスポート層:TCP、UDP(OS)
→インターネット層:IP、ICMP、ARP(OS)
→ネットワークインターフェース層:Ethernet、WiFi(デバイスドライバ)
・プライベートIPアドレスの範囲。
→10.0.0.0~10.255.255.255 (10.0.0.0/8)
→172.16.0.0~172.31.255.255 (172.16.0.0/12)
→192.168.0.0~192.168.255.255 (192.168.0.0/16)
※プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)とは、LANで自由に扱える範囲のIPアドレス。
例:端末に対してIPアドレスを自動的に割り当てる機能。
→DHCP
例:異なるネットワーク間での通信においてデータの経路制御を行う機器。
→ルータ
例:各プロトコルについて正しく述べているもの。
→IPv4アドレスは32bit、IPv6アドレスは128bitで表される。
→TCPは接続するホストを確認してからパケットを送信するプロトコル。
■DNSと正引き/逆引き
→正引き(resolve):名前(FQDN)からIPアドレスを検索(例:ping-t.com→112.78.124.10)。
→逆引き(reverse):IPアドレスから名前(FQDN)を検索(例:112.78.124.10→ping-t.com)。
※「正しいのは名前(FQDN)」と覚えよう。
・DNSリソースレコードが定義する物。
→SOA(Start of Authority):ゾーン=ドメインの範囲に関する情報。
→NS(Name Server):ゾーンの管理をするDNSサーバ名、
→MX(Mail Exchange):ゾーンで管理するドメイン宛のメールサーバー。
→A(Address):名前=FQDNに対応するIPアドレス(IPv4)。
→AAAA(Address):名前=FQDNに対応するIPアドレス(IPv6)。
→CNAME(Canonical Name):名前=FQDNの別名。
→PTR(pointer):Pアドレスに対応する名前=FQDNI。
例:DNSまたはDNSサーバーについて。
→IPアドレスとドメイン名を対応付け名前解決を行う。
→ゾーンファイルにはリソースレコードとしてドメイン情報が書かれている。
→IPアドレスから名前(FQDN)を検索することは「逆引き」という。
例:DNSのリソースレコードで、名前(FQDN)に対応するIPv4のIPアドレスを格納するもの。
→A
例:DNSのリソースレコードで、名前に対応するIPv6のIPアドレスを格納するもの。
→AAAA
例:DNSの逆引き(Reverse DNS)において、「192.168.56.101」の名前を求めるPTRレコードの形式。
→101.56.168.192.in-addr.arpa.
例:DNSのリソースレコードについて、正しいもの。
→CNAMEレコードには名前の別名が格納されている。
→MXレコードにはゾーンで管理するドメイン宛のメールサーバー名が格納されている。
→SOAレコードにはゾーンに関する情報が格納されている。
例:DNSのリソースレコードのうち、ゾーン情報を管理するDNSサーバー名が格納されたもの。
→NS
例:DNSのリソースレコードのうち、IPアドレスに対応する名前が格納されているもの。
→PTR
例:IPアドレスとホスト名の対応付けを設定できるファイル。
→/etc/hosts
例:利用するDNSサーバーの指定が記述されているファイル。
→/etc/resolv.conf
■ネットワーク関係のコマンド
・サーバー起動してネットワークが使える状態か確認するコマンド。
→ping
・ネットワークインターフェースの状態を確認するコマンド。
→ip addr show
・ルーティングテーブルを表示するコマンド。
→ip route show
・ソケットに関する情報表示を行うコマンド。
→ss
例:ネットワークインタフェース「enp0s3」に割り当てられたIPアドレスを確認したい。適切なコマンドはどれか。
→ip addr show enp0s3
例:DNSの正引き・逆引きが行えるコマンドはどれか。二つ選べ。
→host
→nslookup
例:ドメイン名「ping-t.com」のIPアドレスを調べたい時、使用するコマンド。
→host
例:疎通の可否と所要時間やバイト数を出力を行うコマンド。
→ping
例:インターフェースのMACアドレスなど状態を出力する行うコマンド。
→ip addr show
例:リンク先のIPアドレスなどルーティングテーブルの状態を出力するコマンド。
→ip route show
例:ソケットの状態やTCO/UDPなど情報を出力するコマンド。
→ss