Linux(Linux Essentials)4‐4.ネットワーク上のコンピュータ

今回紹介するのは以下
プロトコルIPアドレスについて
DNSと正引き/逆引き
・ネットワーク関係のコマンド






プロトコルIPアドレスについて
・階層とプロトコル(対応ソフトウェア)
→アプリケーション層:HTTP、SMTPFTPSSHDHCPアプリケーション
トランスポート層TCPUDP(OS)
→インターネット層:IP、ICMPARP(OS)
→ネットワークインターフェース層:EthernetWiFiデバイスドライバ


・プライベートIPアドレスの範囲。
→10.0.0.0~10.255.255.255 (10.0.0.0/8)
→172.16.0.0~172.31.255.255 (172.16.0.0/12)
→192.168.0.0~192.168.255.255 (192.168.0.0/16)
※プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)とは、LANで自由に扱える範囲のIPアドレス


例:端末に対してIPアドレスを自動的に割り当てる機能。
DHCP


例:異なるネットワーク間での通信においてデータの経路制御を行う機器。
→ルータ


例:各プロトコルについて正しく述べているもの。
IPv4アドレスは32bitIPv6アドレスは128bitで表される。
TCPは接続するホストを確認してからパケットを送信するプロトコル





DNSと正引き/逆引き
→正引き(resolve):名前(FQDN)からIPアドレスを検索(例:ping-t.com→112.78.124.10)。
→逆引き(reverse):IPアドレスから名前(FQDN)を検索(例:112.78.124.10→ping-t.com)。
※「正しいのは名前(FQDN」と覚えよう。


DNSリソースレコードが定義する物。
SOA(Start of Authority):ゾーン=ドメインの範囲に関する情報。
→NS(Name Server):ゾーンの管理をするDNSサーバ名
→MX(Mail Exchange):ゾーンで管理するドメイン宛のメールサーバー
→A(Address):名前=FQDNに対応するIPアドレスIPv4)。
→AAAA(Address):名前=FQDNに対応するIPアドレスIPv6)。
→CNAME(Canonical Name):名前=FQDNの別名
→PTR(pointer):Pアドレスに対応する名前=FQDNI。


例:DNSまたはDNSサーバーについて。
IPアドレスドメイン名を対応付け名前解決を行う。
→ゾーンファイルにはリソースレコードとしてドメイン情報が書かれている。
IPアドレスから名前(FQDN)を検索することは「逆引き」という。


例:DNSのリソースレコードで、名前(FQDN)に対応するIPv4IPアドレスを格納するもの。
→A


例:DNSのリソースレコードで、名前に対応するIPv6IPアドレスを格納するもの。
→AAAA


例:DNSの逆引き(Reverse DNS)において、「192.168.56.101」の名前を求めるPTRレコードの形式。
→101.56.168.192.in-addr.arpa.


例:DNSのリソースレコードについて、正しいもの。
→CNAMEレコードには名前の別名が格納されている。
→MXレコードにはゾーンで管理するドメイン宛のメールサーバー名が格納されている。
SOAレコードにはゾーンに関する情報が格納されている。


例:DNSのリソースレコードのうち、ゾーン情報を管理するDNSサーバー名が格納されたもの。
→NS


例:DNSのリソースレコードのうち、IPアドレスに対応する名前が格納されているもの。
→PTR


例:IPアドレスとホスト名の対応付けを設定できるファイル。
→/etc/hosts


例:利用するDNSサーバーの指定が記述されているファイル。
→/etc/resolv.conf





■ネットワーク関係のコマンド
・サーバー起動してネットワークが使える状態か確認するコマンド。
ping


・ネットワークインターフェースの状態を確認するコマンド。
→ip addr show


・ルーティングテーブルを表示するコマンド。
→ip route show


・ソケットに関する情報表示を行うコマンド。
→ss


例:ネットワークインタフェース「enp0s3」に割り当てられたIPアドレスを確認したい。適切なコマンドはどれか。
→ip addr show enp0s3


例:DNSの正引き・逆引きが行えるコマンドはどれか。二つ選べ。
→host
nslookup


例:ドメイン名「ping-t.com」のIPアドレスを調べたい時、使用するコマンド。
→host


例:疎通の可否と所要時間やバイト数を出力を行うコマンド。
ping


例:インターフェースのMACアドレスなど状態を出力する行うコマンド。
→ip addr show


例:リンク先のIPアドレスなどルーティングテーブルの状態を出力するコマンド。
→ip route show


例:ソケットの状態やTCO/UDPなど情報を出力するコマンド。
→ss