今回紹介するのは以下
・ユーザーのログイン状況
・システムの活動状況
・特殊なパーミッション
・スティッキービット
■ユーザーのログイン状況
・w:ログイン中のユーザー、端末、ログインしたホスト、ログイン時刻、実行中のプロセス、CPU利用状況を表示
・who:ログイン中のユーザー、端末、ログインしたホスト、ログイン時刻を表示
⇒情報量はw>who
・last:直近にログインした(またはログイン中の)ユーザー、端末、ログインしたホスト、ログインとログアウトの時間を表示
・id:自分のユーザーID、プライマリグループのグループID、所属しているグループID(セカンダリなど)を表示
■システムの活動状況
・/var/log:稼働ログを記録
・/var/log/wtmp:ユーザーのログインの履歴
・/var/run/utmp:ログイン中のユーザー情報
・dmesg:カーネルからのメッセージを表示
・syslog:ログを一元管理
※一部アプリは独自にログファイルを管理
■特殊なパーミッション
passwd [オプション] ユーザー名:ログイン時のパスワードを変更
・-l:ユーザーをロック(ログイン不可にする)
・-u:ユーザーのロックを解除(ログイン可能にする)
※ロックの設定と解除はrootユーザーのみ行える
・set UID:ファイルを実行する時にファイル所有者のUIDで実行(ファイルに対してのみ設定:u+s)
・set GID:ファイルを実行する時に所有グループの権限で実行(g+s)
※共にパーミッションの実行が「s」になっている
■スティッキービット
パーミッションが「o+t」の状態
・様々なアプリが一時ファイルを置くためのディレクトリに設定(/tmpや/var/tmp)