今回紹介するのは以下
・ルート直下のディレクトリ
・プログラム系のディレクトリ
・ライブラリ系のディレクトリ
・設定ファイルのディレクトリ
・可変ファイルのディレクトリ
・特殊なディレクトリ1:dev
・特殊なディレクトリ2:sys(※仮想ディレクトリ)
・特殊なディレクトリ3:proc(※仮想ディレクトリ)
■ルート直下のディレクトリ
・/home:一般ユーザーのホームディレクトリ
・/root:rootユーザーのホームディレクトリ
・/tmp:一時ファイル(システムを再起動すると内容は全消去)
・/boot:カーネル本体やブートローダーなどシステムのブートに必須のファイル
・/mnt:一時的にファイルシステムをマウント
・/media:DVD-ROMなどのリムーバブルメディアをマウント
・/run:アプリの実行ごとに変化するファイル(PIDを記録したファイルなど)
・/opt:システムに標準ではないオプションのソフトをインストール
■プログラム系のディレクトリ
・/bin:一般ユーザーも使う基本的なコマンド
・/sbin:システム管理者用のコマンド(システムメンテ時に使用)
・/usr/bin:一般ユーザーが使用する大部分のコマンド(システムメンテナンス時は必須ではない)
・/usr/sbin:システム管理者用のコマンド(システムメンテナンス時は必須ではない)
■ライブラリ系のディレクトリ>
・/lib:/binや/sbinにあるコマンドの実行に必要
・/lib64:/libの64ビット版
・/usr/lib:/usr/binや/usr/sbinにあるコマンドの実行に必要
・/usr/lib64:/usr/libの64ビット版
■設定ファイルのディレクトリ
・/etc:システム全体に影響するもの
・個人用の設定ファイルは各ユーザーのホームディレクトリに「.」で始まる名前で格納
・設定ファイスの名前は「rc」「.conf」「.cfg」で終わる
・ディレクトリ名は「.d」で終わる
■可変ファイルのディレクトリ
・/var:頻繁に書き換えられるデータベースやログファイルなどが置かれる
・/var/log:各種ログファイル
・/var/lib:パッケージデータベースやネットワーク接続情報など永続的なデータ
・/var/lock:ロックファイル(アプリごとの実行制御に使用)
・/var/spool:処理待ちの一時ファイル(印刷待ちや実行待ち)
・/var/tmp:ユーザーやアプリが使用する一時ファイル(/tmpと異なり再起動しても内容は消えない)
■特殊なディレクトリ1:dev
・/dev:デバイスドライバと接続するためのデバイスノートを格納
・/dev/null:出力を捨てるためのディレクトリ先
・/dev/zero:指定した数の0(ヌル文字)を返す
・/dev/urandumi:ランダムなデータを返す
■特殊なディレクトリ2:sys(※仮想ディレクトリ)
・/sys:Linux独自のデバイスドライバとのインターフェイス
■特殊なディレクトリ3:proc(※仮想ディレクトリ)
カーネルの様々なパラメータや統計情報、実行中のプロセスに関する情報を格納
・/proc/devices:/devにあるデバイスの一覧とその番号
・/proc/meminfo:メモリ使用状態の詳細情報
・/proc/modules:組み込まれているカーネルモジュール
・/proc/swaps:使用中のスワップ領域の一覧
・/proc/partitions:ディスクパーティションの一覧
・/proc/version:実行中のカーネルの詳細のバージョン
・/proc/cpuinfo:CPU情報
・/proc/cmdline:カーネル機能のコマンドライン