今回紹介するのは以下
・検索コマンドのfindとlocate
・コマンドのヘルプやマニュアルやドキュメントについて
■検索コマンドのfindとlocate
・指定したディレクトリ以下からファイルやディレクトリを検索するコマンド(※データベースは用いない)。
→find
・findコマンドの書式:find [検索起点ディレクトリ][検索式][アクション]
→ファイル名またはディレクトリ名で検索:-name キーワード
→最終更新日で検索:-mtime 日数
→検索対象をファイルにする:-type f
→検索対象をディレクトにする:-type d
→検索結果を改行で区切って表示:-print(アクションなので末尾に付ける)
例:「$ find subdir -type d -name test03」の場合。
→検索の起点ディレクトリは「subdir」。
→名前が「test03」のディレクトリを検索。
例:ディレクトリ「subdir」配下にあるファイルのうち、最終更新日が今日~2日前のものを検索。
→find subdir -mtime -2 -print
例:ディレクトリ「subdir/test」配下にある全てのファイルのみを検索。
→find subdir/test -type f
例:ディレクトリ「/tmp」配下にあるファイルから、ファイル名「test01.txt」を検索。
→find /tmp -name test01.txt -print
・検索用データベースとキーワードを用いて、ファイルやディレクトリを高速に検索できるコマンド。
→locate
例:ファイル名にキーワード「memo」を含むファイルを検索。
→locate memo
■コマンドのヘルプやマニュアルやドキュメントについて
・ソフトウェアに関連する更新履歴や説明書などのドキュメントが配置されるディレクトリ。
→/usr/share/doc
・infoマニュアルが配置されているディレクトリ。
→/usr/share/info
・オンラインマニュアルが配置されているディレクトリ。
→/usr/share/man
・Linuxコマンドの書式やオプションを確認する方法。
→コマンドに「-h」または「--help」を指定して実行。
例:コマンド「ls --help」を実行した際に表示されるもの。
→lsコマンドの使用方法の簡易版
・cpコマンドに指定できる全てのオプションを確認したい場合。
→man cp(※manコマンドによるオンラインマニュアル)
→info cp(※infoコマンドによるinfoマニュアル)
例:cpコマンドのオンラインマニュアルを参照する場合。
→man cp
※man <マニュアルを参照したいコマンド>
・manコマンドより多機能でマニュアルや概要説明やバージョンを表示。
→infoコマンド
※info<マニュアルを参照したいコマンド>